過去では、あまり評価をされずにいた隠れた名車の一つだと思うGB400TT
今回は、GB400の特性からカスタムの仕方までご提案しています
GB400TT スペック
1985年にホンダが初めて作り出したシングルロードスポーツ「GB400TT」
スペック
空冷4サイクルSOHC 4バルブ単気筒エンジン
最高出力 34ps/7.500rpm
最大トルク 3.4kgm/6.000rpm
車体重量 168(※171㎏)
燃料タンク 17L
シート高 780㎜
5速MT
※GB400TT MK-Ⅱの重量です
同時に発売されたGB400TT MK-Ⅱ
GB400の限定モデルとして発売されていたGB400TT MK-Ⅱ
このTTの意味は「ツーリスト・トロフィー」の略でありマン島TTレースで活躍した1960年代の
英国車の雰囲気を強くイメージしたデザインになっている
しかし、GB400に比べ車体重量が171㎏とカウル分だけ重さが増してしまいます
GB400TTの特徴的なアッパーカウルはメーカー欠品なので、壊してしまった場合はオークションで入手するかFRPを使って対処しましょう。ちなみにGB400MK-Ⅱはシングル専用です。
スペックでみればかなり優秀

出典:http://www.xomco.vn/trang-chu
GB500のボアダウンエンジンを使い耐久性にも信頼がおけるGB400TT
GBシリーズではお馴染みである=RFVC(ラジアルフォーバルブコンバスチョンチャンバー)を採用している
RFVCは球形に作られている事で、トルクが増しているので、初速からお尻から押し出されるような加速をしてくれます
また、シングルにしてはパワーバンドに入った感覚もあるので、軽快なレスポンスでアクセルワークが楽しく感じますね
そして、このエンジンにはドライサンプ構造が採用されエンジンの小型化や重心の位置を低く構えられる手法が使われているのです
基本的にお金がかかる構造なのでメーカーが長年使われていたのはSR400ぐらしかありませんね
エンジンをかける際にセルとキックが両方使えるのですが、キックにオートデコンプが使用されてるので、圧縮を抜かずにけり出せるのでケッチンはしなくてすみます
このオートデコンプは、CB400SSに受け継がれるのですが
CB400SSではエンジン内部に内蔵されてしまい見えなくなります。しかし、GB400TTは外に付いてるので見る事が出来るのも小さな特徴ですね
最後にタンクに使用されているホンダのウィングロゴは美しく現在でも人気があるんです
年月に応じたダメージがある事
GB250は順調に売れて1997年代まで発売されていましたが、GB400は1988年には販売中止になり旧車の部類に入るバイクです
販売台数も少ない事からオークションを見ていても中古パーツもあまりなく長く乗るには少し難しく感じます。
また、GB400をビッグシングルと思って乗ると違和感を感じるかもしれない
精度を高めて作られたエンジンが、振動を消してくれてるので、ドッドドとアクセルと共に感じる振動は、ほとんどないんです。
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GB400 カスタムをカスタムするなら
GB400をカスタムするならカフェレーサーに仕上げていく方が多いですね
なので、今回はGB400のカフェレーサー特集をご覧ください
GB400 ロンドンカフェレーサー風
全体をブラックで塗装して引き締めてみえるロンドンカフェレーサー風のGB400
こちらはホイールも変更しインチダウンされています
やはり、ビンテージヘッドライトを使うと英国風な雰囲気のある車両に仕上がりますね
GB400 ハーフロケットカウル
GB400TTにハーフロケットを使いMK-Ⅱとは違ったカフェレーサー
この高さに構えたハーフロケットはカッコいい!
シングルシートはMK-Ⅱと同じ物だと思いますが、バランスが良く大変カッコイイ一台です
GB400 右キャリパー
なんかおかしいなと眺めてしまったGB400カフェレーサー
もうお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、ディスクローターの位置が逆なんですよね
なんの車種かはわかりませんが、ホイールを入れ替えているのでしょうか、キャリパーもブレンボの文字が見えるので強化されている事が伺えますね
純正カフェレーサーと呼べるバイク
現在カスタムバイクでも注目されるカフェレーサーですが
GB400TTは純正でカフェレーサーと名乗っていいほどのスペックや外観だと思います
古いバイクではありますが、価格も安く乗り出しもしやすいので、気になる方は是非、試してみてくださいね!
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