ヤマハ・トリシティ125を売ろうと思っているんだけど、バイク買取業者と個人売買(オークション・フリマ)どっちが高い値段で売れるの?相場はいくら?
こんな疑問に答えます
2014年から販売開始となったトリシティ125は、ヤマハが展開する「LMW(リーニング・マルチ・ホイール)」の第一弾モデルとして登場しました。フロント2輪・リア1輪という独自の三輪構造が最大の特徴で、街乗りの安定性と安全性に優れたスクーターです
そんなトリシティ125を手放す際に
と気になる方も多いのではないでしょうか?
このページでは、トリシティ125の実際の買取データと、個人売買(オークション)での落札事例を比較し、あなたに合った売却方法をわかりやすく紹介します
まずは、最新のトリシティ125の買取相場を見てみる
※しつこい電話・強引な勧誘は一切ありません。キャンセルも自由です!
なぜバイク買取業者とオークションを比較するのか?

◆方法 | 〇メリット | ×デメリット |
---|---|---|
バイク買取業者 | 素早く売却ができ、手間がかからない | 相場よりも安く買われる可能性がある |
個人売買(オークション・フリマ) | 高値で売れる可能性があり、自分が希望する値段で販売できる | 売却まで時間がかかる上に廃車手続き、商品説明文の作成、画像の撮影などの手間が発生する |
オートバイを売る手段として利用しやすいのが、バイク買取業者に依頼する。もしくはオークションなどの個人売買に参加する事です
バイク買取業者の場合は、気軽に査定ができ手早く売却ができます。オークションは自分が売りたい価格でじっくりと販売ができます
ただ、ここで注意してもらいたいのが、買取とオークションでは同じ車種でも見られている個所に違いがあり、片方だと高額でまた片方だと安くなると言った場合があります
この情報を知らずに売ってしまえば、あなたが損をする可能性が非常に高くなってしまいます
そうならない為にも両方で高額に売れた車種の特徴を知り、自分の車体と比較をしながら1円でも高く売れる場所を探していきましょう!
結論!ルーフ付きなら個人売買!それ以外はバイク買取を利用すべき!

ルーフ付きは率先して個人売買を利用!それ以外は始めにバイク買取を使って相場をしっかりと把握!のちにオークションやフリマを使うか検討しましょう!
トリシティ125の買取・個人売買の取引データ
売却場所 | 最高価格 | 最低価格 | 平均価格 | 取引台数 |
---|---|---|---|---|
バイク買取 | 380,000円 | 20,000円 | 130,013円 | 76台 |
個人売買 | 590,000円 | 30,500円 | 162,379円 | 533台 |
個人売買では、特にルーフ+リアボックス付きの車体が高い人気を誇ります。
事業用途でのニーズと一致すれば、一般ユーザーの出品であっても50万円を超える価格がつくケースもありました。
一方、バイク買取では高年式かつ低走行距離の車体が重視され、そうした条件が揃った車両は30万円台後半の高額査定も出ています。
また、最近のバイク買取サービスは進化しており、
といった手軽さが魅力です。仕事が忙しくて手放すタイミングがない方や、直接の価格交渉が苦手な方にも使いやすくなっています。
上記の比較をもとに、あなたに合った売却方法を選ぶことが重要です。これから紹介する内容をじっくり読み進めて、トリシティ125をより高く・スムーズに売るための手段をぜひ知ってください。
トリシティ125 バイク買取のポイント
トリシティ125 個人売買のポイント

トリシティ125 買取相場価格
![]() |
![]() |
![]() |
平均 130,013円 | 20,000円~380,000円 | 76台 |
車種名 | 年式 | 走行距離 | 売却価格 | 事故・立ちごけ | カラー |
---|---|---|---|---|---|
トリシティ125 | 2022年 | 1,000〜2,999km | 380,000円 | なし | ホワイト |
トリシティ125 | 2022年 | 5,000〜9,999km | 273,000円 | なし | グレー |
トリシティ125 | 2023年 | 1,000〜2,999km | 245,000円 | あり | ブルー |
トリシティ125 | 2022年 | 100〜999km | 220,000円 | なし | グレー |
トリシティ125 | 2021年 | 25,000〜29,999km | 210,000円 | なし | ホワイト |
トリシティ125 | 2022年 | 5,000〜9,999km | 209,000円 | なし | グレー |
トリシティ125 | 2021年 | 1,000〜2,999km | 206,000円 | なし | グレー |
トリシティ125 | 2019年 | 5,000〜9,999km | 203,000円 | なし | シアン |
トリシティ125 | 2018年 | 3,000〜4,999km | 201,000円 | なし | シアン |
トリシティ125 | 2019年 | 1,000〜2,999km | 198,000円 | あり | ホワイト |
トリシティ125 | 2018年 | 5,000〜9,999km | 197,000円 | なし | グレー |
トリシティ125 | 2021年 | 1,000〜2,999km | 191,000円 | あり | グリーン |
トリシティ125 | 2019年 | 3,000〜4,999km | 188,000円 | あり | グレー |
トリシティ125 | 2019年 | 1,000〜2,999km | 186,000円 | なし | ブルー |
トリシティ125 | 2020年 | 15,000〜19,999km | 180,000円 | なし | グレー |
トリシティ125 | 2019年 | 3,000〜4,999km | 178,000円 | なし | グレー |
トリシティ125 | 2018年 | 100〜999km | 173,000円 | なし | ホワイト |
トリシティ125 | 2019年 | 5,000〜9,999km | 172,000円 | なし | ブルー |
トリシティ125 | 2018年 | 1,000〜2,999km | 170,000円 | あり | ホワイト |
トリシティ125 | 2018年 | 1,000〜2,999km | 169,000円 | なし | ホワイト |

POINT
直近1年間の取引データを基に、計算したトリシティ125の平均買取価格は130,013円(取引台数76台)です
スポンサーリンク
トリシティ125・型式毎の買取相場の傾向
トリシティ125(EBJ-SE82J)の買取相場

- 年式相応の使用感はあるが、丁寧に整備された個体が多い
- トップケースやスクリーン、社外マフラーなど実用性+個性を重視したカスタムが主流
- 外観に傷は見られても、機関系のコンディションは良好な車体が多い傾向
- 街乗り用途としての人気が根強く、今後も実用価値が期待されるモデル
販売開始から時間が経っているとはいえ、トリシティ125(EBJ-SE82J)はしっかり整備され、まだまだ現役で活躍できる車体が多く見られました。
年式なりの外装の劣化や使用感は避けられませんが、オイル管理や消耗品の交換履歴などが整っている個体が多く、走行に不安のない車両が目立ちます。
また、街乗りでの使い勝手を高めるカスタムとして、トップケース(リアボックス)やウインドスクリーンの装着が多く、加えて社外マフラーによる音の変化を楽しむスタイルも豊富。
こうした利便性と遊び心のバランスが取れたカスタム内容も、買い取り価格にプラスの影響を与えているといえるでしょう。
トリシティ125(2BJ-SEC1J)の買取相場

- 全体的に外装が非常に綺麗な個体が多く、低走行車両が目立つ
- ルーフ付きカスタムやレッグバイザー、リアボックス装着車が多く見られる
- 配送用途にも適した装備内容が人気を支えている
- カスタムによっては実用性・防風性・積載力が大きく向上
2018年のフルモデルチェンジで登場した2BJ-SEC1J型のトリシティ125は、可変バルブ機構(VVA)を備えた新エンジンと、改良されたフレームによって快適性・操作性の両面が向上した一台。
実際の買取市場でも、走行距離が短く、外装が非常に綺麗な車体が多い傾向にあります。
さらに注目すべきは、ルーフやレッグバイザー、リアボックスなどの実用装備を備えた車両が多く出回っている点です。
これにより、通勤・通学だけでなく、小口配送業務などでも即戦力として使える仕様が多く見受けられます。
このように、「見た目」「実用性」「走行状態」の三拍子がそろった車体が多いことが、平均価格の高さと安定感のある相場につながっているといえるでしょう。
トリシティ125(8BJ-SEK1J)の買取相場

- 現時点での取引台数は1台のみと、まだ市場流通が少ない
- 今後の買取相場の形成が注目される段階
- 高年式モデルに該当するため、今後は高額査定が出やすくなる可能性が高い
- 従来のバイク市場では、高年式・低走行の車両ほど評価される傾向あり
2023年モデルとして登場したトリシティ125(8BJ-SEK1J)は、最新の排出ガス規制に適合し、アイドリングストップ機構や前後連動ブレーキの採用、ホイールベースの延長など、装備面でも一歩進化した仕様となっています。
ただし、現時点では市場での取引事例は1件のみと極めて少なく、平均価格は245,000円で推移している状況です。
とはいえ、これまでの買取傾向を踏まえると、高年式車ほど高評価を受けやすいことは間違いないでしょう。
今後、流通台数が増えるにつれて、装備内容や走行距離、管理状態によって買取相場に差が出てくる段階に入ると見られます。トリシティシリーズの中でも、今後の価格推移に最も注目すべきモデルといえます。
トリシティ125の高額査定された車体の特徴は?

✔ 高年式モデルが評価されやすい
✔ 3,000km未満の走行距離
✔ メンテナンスされつつ乗られた状態の良い車体
✔ 便利なカスタムパーツは加点ポイント
高年式モデルが評価されやすい
中古市場では年式がそのまま「新しさ」として評価されるため、高年式ほど価値が高く見られます。
特にトリシティ125のようなビジネス利用も想定される車体では、新しい=壊れにくい・安心して使えるという実用的な観点が重視されがちです。
2022年式を境に価格帯が明確に上がっており、相場においてもその価値は裏付けられています。
3,000km未満の走行距離
走行距離は「部品の摩耗度合い」や「今後の故障リスク」と直結しやすいため、査定では非常に重視されるポイント。
トリシティ125は通勤などで日常的に使われるケースが多く、短距離=大事に乗られていた印象を与えるため高評価につながります。
特に2,999km以下であれば、買取価格に明確な差が出るといえるでしょう。
[MEMO]
トリシティ125は車検が不要なため、走行距離はメーター表示が目安となります。そのため距離表示はあくまで参考程度と考えておきましょう。ただし、ワンオーナーかつ整備記録が残る車両であれば信頼性は高まります。そうした情報は査定時に必ず提出するのが得策です。
メンテナンスされつつ乗られた状態の良い車体
単に「壊れていない」ではなく、しっかり管理されていた印象を与えることが、高値売却には不可欠です。
事故歴や立ちごけはもちろんのこと、「日常の整備・保管の丁寧さ」が伝わる車体は、次のオーナーにとっても安心材料になります。
記載があるだけでも印象が良く、実際の買取価格にも反映されるポイントです。
便利なカスタムパーツは加点ポイント
中古バイク市場ではカスタムの価値はまちまちですが、トリシティ125においては通勤・業務利用の視点で便利なカスタムが大きく評価されていました。
特に「ZORRO製ルーフ」「リアボックス」「USB電源」など、実用面の強化はプラス査定になりやすいです。
逆に、外装メインのドレスアップは評価されにくい傾向があるため、カスタムの“質”が問われるといえるでしょう。
トリシティ125の買取についてのQ&A
- Qトリシティ125の走行距離で影響がありそうなのは何キロから?
- A
メーター表示はあくまで参考値ですが、3万kmを超えたあたりから買取額に影響が出始めるケースが見られます。
特に駆動系や足回りなど、走行距離に比例してリフレッシュが必要になるパーツが増えるためです。ただし、最終的には車体全体の状態や整備歴が優先される傾向があるため、走行距離だけで評価が決まるわけではありません。
- Qエンジンが不動でも買取に出せる?
- A
エンジン不動車でも買取は可能です。ただし、実働車と比べると買取額はどうしても下がりやすくなります。
しかし、バッテリー切れや長期放置による始動不良など、軽度な原因であれば17万円以上の実績もありました。
一方で、エンジン不動に加えて以下のような複数のマイナス要素が重なると、評価は大きく下がる傾向にあります。
- エンジン不動 + 異音あり
- エンジン不動 + 事故歴あり
このように、不動車であっても状態次第で買取は十分可能ですので、まずは現在の状況をしっかり伝えることが大切です。
※下に飛びます↓
スポンサーリンク
トリシティ125 個人売買(オークション・フリマ)落札相場価格
![]() |
![]() |
![]() |
平均 162,379円 | 30,500円~590,000円 | 533台 |
・取引台数:533台
・最高値:590,000円
・最安値:30,500円
・平均価格:162,379円

POINT
直近1年間の取引データを基に、計算したトリシティ125の平均落札価格は162,379円(取引台数533台)です
トリシティ125の最高落札された車体の特徴は?
掲載されている画像の範囲はとても綺麗で、カウル類やインナーパーツの状態も非常に良い車体です。
カスタムの詳細はこちらをタップ
- ゾロワークス製 ルーフカウル
- ゾロワークス製 リヤボックス
しっかりとしたメーカーのルーフとリアボックスで、こちらのパーツ単体でも20万前後します。取付工賃などを考えると、さらに高額となります
このようなカスタムが施されているケースだと、一般の方が販売しても十分に高値で売れます。率先して個人売買を利用しましょう
トリシティ125の高額落札された車体の特徴は?

✔ 高額カスタムパーツは高値で売れる
✔ SEC1J以降の年式
✔ 5,000km以内の走行距離
✔ メンテナンス済み
高額カスタムパーツは高値で売れる
トリシティ125の高額落札車両には、実用的なカスタムパーツが装着されているケースが多く見られます。
特に「ソロワークス製ルーフ」や「帝都ルーフ」は、雨天時や冬場の通勤において強い味方となる装備で、需要の高いアイテムです。
また、純正グリップヒーターや大容量のリアボックスも利便性が高く、次のオーナーにも魅力が伝わりやすいポイントとなっています。
SEC1J以降の年式
高額落札された車両は、2BJ-SEC1J以降の年式が中心でした。
2018年のモデルチェンジで可変バルブ機構(VVA)や新設計のフレームが採用されたことで、走行性能・快適性ともに飛躍的に向上しています。
新しい仕様であるほど信頼性が高く、整備面の安心感もあるため、買取相場でも上位に位置する傾向が強くなっています。
5,000km以内の走行距離
中古バイク市場において走行距離は非常に重要な査定ポイントであり、トリシティ125も例外ではありません。
特に5,000km以内の車体は、使用感が少なく劣化リスクも低いため、高く評価されやすい傾向があります。
とくに2,000km前後の個体は“ほぼ新車感覚”で受け取られることもあり、買い手側の安心感が価格に直結する要因といえるでしょう。
整備・メンテナンス済み
走行距離や年式に関係なく、丁寧に整備されていた車体は落札価格が伸びやすい傾向があります。
点検記録が残っていたり、定期的なメンテナンスが実施されている個体は、次のオーナーも安心して乗れるため、信頼性という目に見えない価値が評価されるのです。
加えて、ワンオーナー車や屋根下保管といった保管状態の良さも、車体の状態を裏付ける材料となります。
トリシティ125・今後の見通し

- 125ccスクーターの中でも長年安定した取引台数を維持
- フロント2輪の独自構造が根強い人気を支える
- ルーフ仕様による配送ニーズにもマッチし、業務用途でも活躍
- 年式・装備次第で比較的高値で売却できる可能性あり
- まずはバイク買取で相場を把握し、売却方法を選ぶのが賢明
トリシティ125は、125ccクラスの中で特別目立つ販売台数ではないものの、常に安定した需要があるモデルといえます。
その理由の一つが、やはり前2輪・後1輪という唯一無二の構造です。この独自性が、街乗りや通勤での安心感につながり、リピーターを生む土台になっています。
また、ルーフ仕様が用意されている点も特筆すべき魅力です。
雨天時の走行にも強く、配送業務などのビジネスシーンでも活躍しやすいため、実用性重視のユーザー層に高く支持されています。
さらに、トリシティは125ccスクーターでありながらも、装備や状態によっては相場以上の高値で売却できるケースも多く見られます。
まずはバイク買取サービスを活用して、あなたの車体がいくらで売れるかを正確に把握しましょう。
その上で、オークションやフリマを活用するかを判断するのが、納得のいく売却への近道です。
- 1.複数の買取業者に査定を依頼:
最低でも2社以上に査定をお願いし、査定額を比較しましょう。これで競争が生まれて、高額買取につながりやすくなります
- 2.オンライン査定を活用:
オンライン査定なら、自宅にいながら複数の業者と比較でき、効率的に高額査定を狙えます
- 3.個人売買も検討:
買取業者の査定額に納得できなければ、オークションやフリマサイトへの出品も視野に。出品価格の基準として査定額を活用すれば、相場より安く売ってしまうリスクを防げます
トリシティ125を高額買取してくれるバイク買取サービスはココだ!

トリシティ125を高く売って手放したい時に、どこの買取店に依頼をしたらいいのか悩んでしまいますよね・・。
私が1番におすすめしている方法は、最低でも2社以上に査定してもらうことです
1社だけに依頼してしまうと、あなたが乗っているトリシティ125の価値がしっかりと評価されず、高額で売れているのか判断ができません
ただここで、2社以上に査定をしてもらえれば、買取評価に競争が起こり結果的に価格が1社に査定してもらった時よりも、高い値段がつきやすくなります
もしも、価格に納得がいかなければ、査定後でもキャンセル料は一切かかりません。自分が納得できる値段をつけてくれた場合のみ売ればOKです
[POINT]
CTNバイク一括査定の利用を検討されている方、あるいはもっと高額売却を目指したい方へ、一つだけ知っておいてもらいたい重要な点があります。
CTNバイク一括査定には、バイク王やバイクランドといった「大手バイク買取業者」は参入していません。「別に大手じゃなくてもいいんじゃない?」そう思われる方もいるかもしれません。しかし、大手ならではの独自の販売ルート(自社店舗販売、海外輸出網、全国の大量在庫を活かした再販など)や、買取強化キャンペーンによって、特定の車種や時期によっては買取価格が大きく伸びるケースが少なくありません。CTNで複数社の競争を促しつつ、さらなる高額売却を目指すなら、CTNでの査定結果を参考に、最低でもバイク王かバイクランド、どちらか一方には別途依頼して、査定額を比較することをおすすめします。
手間は少しかかりますが、この一手間で数万から数十万円の差が生まれることもあります。あなたの愛車の価値を最大限に引き出すために、ぜひ検討してみてください。
■トリシティ125車体メモ
ヤマハが2014年9月に発売したトリシティ125(EBJ-SE82J)は、前2輪・後1輪のユニークな3輪構造を持つ、オートマチックのシティコミューターです。従来のバイクユーザーにとどまらず、より幅広い層に向けて「安定性」を前面に打ち出したこのモデルは、AKB48卒業直後の大島優子さんをCMに起用したことで、話題性も十分なデビューを飾りました。ヤマハではこの種のモデルを**LMW(リーニング・マルチ・ホイール)と呼び、車体を傾けてコーナリングできる3輪以上の車両の総称としています。つまり、あくまで“3輪であってもバイクらしい乗り味”が追求された構造といえるでしょう。ちなみにLMWの定義にAT(オートマチック)は含まれておらず、2018年に登場したマニュアルトランスミッション仕様のNIKEN(ナイケン)**も、同じLMWシリーズの一員です。2015年にはABS搭載仕様が追加され、より安心感が増すモデルラインナップに。さらに、2018年(2BJ-SEC1J)のモデルチェンジでは大きな進化が見られました。新開発のVVA(可変バルブ機構)付きエンジンの搭載により、燃焼効率と加速性能を高めると同時に、シート高の低下や足元スペースの拡張、LEDヘッドライトの採用など、日常の使いやすさも向上。より完成度の高い“通勤スクーター”へと仕上がりました。そして、2023年モデル(8BJ-SEK1J)ではさらに改良が加えられ、アイドリングストップ機構を新たに搭載。環境性能では、令和2年排出ガス規制への適合も果たしています。車体構造としては、LMWのジオメトリを専用設計とし直すとともに、ホイールベースを60mm延長するなど、直進安定性や乗り心地に配慮した変更が施されました。また、ABS仕様は廃止され、現在では前後連動ブレーキ(UBS)搭載モデルのみの展開となっています。
コメント