ヤマハ・YZF-R9に社外マフラーを装着したいのだけど、どんな種類があって、音はどう違うの?
そんな疑問に答えます。
2025年に新たなYZFシリーズとして加わったYZF-R9(8BL-RNA3J)。
ミドルクラスながら、上位モデル譲りの走行性能と最新電子制御を備えた注目のスーパースポーツです。
純正状態でも高い完成度を誇りますが、マフラーを交換することでサウンド・ルックス・レスポンスがさらに変化します。
このページでは、現在入手可能なYZF-R9対応の社外マフラーを一覧で紹介していきます。

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YZF-R9の純正マフラーサウンドはこんな音

社外マフラーの排気音を聞く前に、まずは、YZF-R9(8BL-RNA3J)の純正サウンドを確認しておきましょう。
アイドリング時は非常に静かで落ち着いた印象ですが、軽くアクセルを煽ると一転、軽快で特徴的なサウンドを奏でます。
この音でも十分に楽しめそうなので、ノーマルをしっかり楽しんでから社外マフラーへ交換すれば、“一度で二度美味しい”体験ができるはず。
ぜひこちらの音を参考に、各マフラーの排気音を聴き比べてみてください。
YZF-R9のマフラー交換時に必要なガスケット
- エキゾーストパイプガスケット:4FM-14613-00
YZF-R9で販売されているマフラーは、全てフルエキゾーストタイプ。なので、交換時にはエキゾーストパイプガスケットを3個使います
[Comment]
マフラーを販売しているメーカーによっては、ジョイントガスケットを利用せずに装着する場合もあります。その際は液体ガスケットを薄く塗って排気漏れを防いでください
YZF-R9おすすめ人気マフラー
ここでは、現時点で購入可能な社外マフラーを比較し、特徴を簡単にまとめています。詳細はリンク先で解説しているので、気になるモデルをチェックしてください。
ボタンタッチで飛べます。詳しくはこちら
➡ US YOSHIMURA YZF-R9 AT-2の詳細
➡ AKRAPOVIC YZF-R9 チタンレーシングラインの詳細
➡ SC-PROJECT SC1-Rの詳細
➡ SC-PROJECT CR-Tの詳細
➡ ARROW EXHAUST Indy Race EVO サイレンサーの詳細
それでは、各マフラーを詳しく見ていきましょうー!
US YOSHIMURA YZF-R9 AT-2

- ➡ 排気音
- ➡ スペック
- ➡ 備考・付属品
US YOSHIMURAから販売されている「Race AT2 ステンレス フルエキゾースト」は、コンパクトなメガホン形状のサイレンサーを採用し、エンド部分はスラッシュカット風デザインで仕上げられた、非常にレーシーな外観が特徴のフルエキゾーストです。


表面は「ワークスフィニッシュ」と呼ばれるサテンマット調のステンレスカラーで、使用によって焼け色がつき、チタンのような独特の風合いに変化していきます。
耐久性や耐傷性にも優れており、見た目と実用性を両立した仕上がりです。



また、純正マフラーから約2.4kgの軽量化を実現しており、軽快なハンドリングと加速性能の向上にも貢献しているのもポイントです。
●US YOSHIMURA YZF-R9 AT-2の音は?

非常に香ばしく、攻撃的でレーシーなサウンド。アイドリング時から低音の厚みがあり、スロットルを開けると耳をつんざくような鋭い咆哮を響かせます。3気筒エンジン特有のリズム感と、AT2サイレンサーの抜けの良さが相まって、まさにサーキット仕様といえるでしょう。
●US YOSHIMURA YZF-R9 AT-2おすすめ度
AKRAPOVIC YZF-R9 チタンレーシングライン(触媒レス)

- ➡ 排気音
- ➡ スペック
- ➡ 備考・付属品
AKRAPOVICから販売されている「チタン レーシングライン」は2種類ありますが、ここで紹介するのは触媒レス仕様のタイプです。
そのため、公道走行は不可で、サーキット専用品として販売されています。
サイレンサーのデザインは、近年のAKRAPOVICで主流となっている三角断面をベースにしたスポーティな形状を採用。
ノーマルマフラーが約5.16kgに対し、「AKRAPOVIC チタン レーシングライン」は約1.8kgと、約3.36kgの軽量化を実現しています。
リンクパイプ

今回の映像で装着されていたリンクパイプは、触媒レスモデル専用の製品。EC仕様と比べると、お弁当箱のサイズもやや小ぶりで、よりレーシーな印象を受けます。
●AKRAPOVIC YZF-R9 チタンレーシングラインの音は?

リンクパイプが装着されているため、完全な触媒レス仕様のサウンドではありません。そのおかげもあって、爆音すぎて手に負えないほどの音ではなく、低音も効いた割と穏やかな印象です。ただし、DBキラー(サイレンサー内の音量調整用パーツ)を外すと、音量は確かに大きくなります。それでも耳を塞ぎたくなるほどの爆音ではありません。
●AKRAPOVIC YZF-R9 チタンレーシングラインおすすめ度
[Comment]
EC仕様を装着した映像は見当たりませんでしたが、一般的にこのEC仕様をベースに政府認証(JMCA)へ適合させるケースが多いため、公道走行が可能なマフラーは下記のようなタイプになります。
SC-PROJECT YZF-R9 SC1-R

- ➡ 排気音
- ➡ スペック
- ➡ 備考・付属品
SC-PROJECTから販売されている「SC1-R」は、変形五角形をベースにしたサイレンサーに、スラッシュカット風のエンドを組み合わせたフルエキゾーストマフラーです。



サイレンサー本体のサイズはやや大きめで、装着時の存在感も十分。カラーはチタンとカーボンの2種類が用意されており、車体カラーや好みに合わせて選べるのもポイントです。

純正の約7.3kgに対して、SC1-Rは約4.5kgと、約2.8kgの軽量化を実現しています。
●SC-PROJECT YZF-R9 SC1-Rの音は?

パワーバンドに差し掛かると音質が変化し、アクセル操作に応じて力強いサウンドを感じられます。それでも爆音すぎて耳をふさぎたくなるほどではなく、サーキット走行でも扱いやすい音量です。
●SC-PROJECT YZF-R9 SC1-Rおすすめ度
SC-PROJECT YZF-R9 CR-T

- ➡ 排気音
- ➡ スペック
- ➡ 備考・付属品
SC-PROJECTから販売されている「CR-T」は、Moto2でも実際に採用されているレプリカサイレンサーデザインを取り入れた、フルチタン製のフルエキゾーストマフラーです。


サイレンサーは非常にコンパクトなデザインで、見た目はまさにレーサースタイル。カラーはカーボンとチタンの2種類が用意されており、好みに合わせて選べます。

重量は純正の約7.3kgに対して約2.5kgと、大幅に軽量化。その分、運動性能が向上し、SC-PROJECTならではの迫力あるサウンドとキレのあるレスポンスを楽しめます。
●SC-PROJECT YZF-R9 CR-Tの音は?

メーカー公表値ほどの音量ではありませんが、全体のボリュームはしっかり大きく、さすがレース仕様といった印象です。中低速域では思ったほど大きくなく、低音と3気筒特有のサウンドが楽しめます。高速域では一気にスパルタンな音質になり、レーシーな雰囲気をしっかり味わえます。
●SC-PROJECT YZF-R9 CR-Tおすすめ度
ARROW EXHAUST YZF-R9 Indy Race EVO サイレンサー

- ➡ 排気音
- ➡ スペック
- ➡ 備考・付属品
ARROW(アロー)から販売されている「Indy Race EVO」は、アルミとチタンの2種類の素材で制作されているフルエキゾーストマフラー

サイレンサーはスクエアとオーバルを組み合わせた独特な形状で、エンドにはカーボンを採用し、オーバル状に仕上げられたデザインが特徴的です。

カラーは「アルミダーク」と「チタン」の2種類。アルミダークは落ち着いた色味で、より精悍な印象を演出します。
✅ ユーロ5仕様(EVO)
・チタンモデル:71981PK
・アルミダークモデル:71981AKN
⚠️ レーシングモデル(バッフル脱着式)
・アルミダークモデル:71081AKN
・チタンモデル:71081PK
●ARROW EXHAUST YZF-R9 Indy Race EVO サイレンサーの音は?

ユーロ5に適合しているため、音量はYZF-R9用マフラーの中でも最もマイルドな部類。全体的に落ち着いた音質で、純正のトーンを保ちながらも適度な重低音を感じられます。国内でも政府認証を取得できそうなレベルのサウンドで、今後登場が予想されるJMCA適合モデルの音に近い印象です。
●ARROW EXHAUST YZF-R9 Indy Race EVO サイレンサーおすすめ度
JMCAや政府認証品の販売はまだ行われていないため、今回はサーキット専用品として紹介しました。
現時点では、他の社外パーツもまだ種類が多くありません。
[MEMO]
流用ができるわけではありませんが、同系エンジンを搭載するMT-09、XSR900、XSR900GPでは、政府認証マフラーを販売しているメーカーも多く、音の傾向も非常に近い内容になります。YZF-R9のマフラー選びの参考としてぜひ聴いてみてください。
YZF-R9の社外マフラーデータ一覧
※輸入品のため、販売場所によって価格が前後しています。
[MEMO]

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YZF-R9に期待してる人は多い
YZF-R7がやや伸び悩んだこともあり、その分YZF-R9に期待を寄せる方も多いようです。ただし、生産台数が約300台と限られているため、ヤマハとしてもまだ様子見の段階といった印象。
それでも、今後の反響次第では生産拡大も十分考えられるため、期待して待ちたいところですね。










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