各社が、レプリカエンジンを積んだ250ネイキッドを発売する中で、ヤマハはFZR250のエンジンを搭載したジールを発売した
しかし、人気はでず、早々にラインナップから消えてしまった不幸なバイクです。
そこで、今回はジールの評判からカスタムの仕方まできっちりご説明します
ジール・ZEAL (3YX)
1991年FZ250から受け継がれるマルチエンジンを搭載したジール
水冷4サイクルDOHC 4バルブ4気筒エンジン
最高出力 40ps/12.000rpm
最大トルク 2.7kgm/9.500rpm
車体重量 164㎏
燃料タンク 15L
シート高 735㎜
6MT
”ジャンプするイルカ”をコンセプトに作り込まれた外観で個性的なフォルムが特徴です
前期型と後期型の違い
前期型と後期型の違いは、外観から箇条書きでご説明
前期型
・ヘッドライトケースがメタリックグレーに塗装
・サイレンサーが耐熱シルバー塗装
後期型
・一部のみフレームがブラック
・サイレンサーとヘッドライトケースがメッキ処理
カスタムなどされていないバイクが多いと思うので、ほとんどがこれにあてはまります
一番のメリットは不人気な事
不人気だからこそ人と被らない事や、中古相場も他の車体に比べても安く乗り出しやすいバイクです
それでいても最高出力は40psと十分なパワーがある事や
シート高が735㎜と足付きの良さで、女性ライダーも乗りやすいバイクでもあります
ミッションは6速なのですが、トップである6速はオーバードライブとなっていて、高速を走行する時に100㎞固定で走れるので便利でもありますね
また、タンク上部に小物入れが高速道路を利用する時にかなり役に立ち、お金を渡して券と小銭はそこに収納して楽に利用できる点がかなり使いやすさを感じますね
このキャブレターが本当に不便。
ダウンドラフトキャブの構造が本当に厄介で、調整するのも一苦労です。脱着や調整には一苦労するかもしれません。
また、ステップ位置が低く、すぐに擦ってしまうのでこれも不便な所。
一番は、好みの問題にもなりえる外観ですね
他のマルチはシートからタンクにかけてのラインが綺麗なのですが、ジールは尻下がりなので、不格好に感じます
リアサスペンションをXJRの物を流用してサスペンションの位置をあげると大分印象が変わるのでお試しくださいね
ただ、硬すぎるサスを使うとリアの挙動が出やすく跳ねたりするので、十分に気を付けてください
ジールの燃費は悪い方
燃費は、最近のバイクに比べると悪いですね。
セッティングやチューニングによっての誤差はありますが、一般道で、15~19㎞
高速道路を使用していて22~26㎞となっています
これを下回る場合は、キャブレターを再度チェックした方がいいですね
ジールの最高速度は160㎞ぐらい
中低速よりのセッティングですが、ジールは6速はオーバーレブです
したがって5速で回していれば、おおよそ150~160㎞は出ます。
ただ、年代物でもありますし、老体に鞭を打つのもなんなので、やめておきましょうね。
また、高速走行は辛いと言う方もいますが、十分に使用する事はできますよ
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ジールのおすすめカスタム
ジール自体がカスタムパーツがほとんどない車両です。そのため、個性をだすカスタムは大変難しいのが現状
なので、今回は純正のスタイルを壊さずに上手にカスタムされた車両をご紹介します
ホワイトカラー
純正ではホワイトはないのでオールペンされていますね、また、 各部分の黒さが車体を引き締めてくれるので、取り入れやすいカスタムだと言えます
小型になったウィンカーがアクセントになっていますね
セパハン仕様
ジールでセパハンを取り付ける位置よりも、かなり低く取り付けています
乗車姿勢はかなり窮屈な事になるとは思いますが、オリジナリティを出すにはおススメ出来ますね
また、ビンテージ感のあるイエローレンズがアクセントになってきいています
ビキニカウル
全体をブルーに塗装してビキニカウルを取り付けたカスタム
ダイシンマフラーはFZRからの流用だと思います
リムステッカーも同系色を使って車体のバランスを上手にとられていますね
今なら評価されていいと思う
当時だと、このデザインは好まれなかった事もありますが、最近のスタイルはタンクが大きく似たような車両が多いと思います
なので、再度このようなデザインで発売したら売れるんじゃないかなーと勝手ながら思ってる次第です。またこれを最後にヤマハは、4発250を出していませんねー。悲しい部分ではります。
もしも、ジールに興味がある方は、乗ってみてくださいねー!
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