XT250(3Y5)からフルモデルチェンジされて販売されていたXT250T(30X/48Y)
YDISの採用や引き続きモノサスペンションを取り付け当時の中でスペックが高かった一台です
今回は、XT250T(30X/48Y)の評価からカスタムまでご紹介します
XT250T(30X/48Y) 簡易スペック
1983年
全長・全幅・全高 2210㎜ × 850㎜ × 1215㎜
空冷4サイクル DOHC4バルブ単気筒エンジン
最高出力 27ps/9.000rpm(28ps/9.000rpm)
最大トルク 2.2kg・m/7.500rpm(2.3kg・m/8.000rpm)
乾燥重量 113㎏
燃料タンク容量 12L
シート高 845㎜
6速MT
フロントタイヤサイズ 3.00-21
リヤタイヤサイズ 4.60-18
()内は1985年製の数値
YAMAHA初の本格派オフロードバイク
前モデルのXT250からフルモデルチェンジされて販売されていたXT250T(30X)
当時のトレールバイクの中でも豪華な作りで、トリプルツリーやスイングアームもアルミ製を採用し軽量化を意識した作りになっている
さらに、ヤマハの4サイクル250ccで初のDOHC4バルブエンジンを採用し、バルブ毎に吸気ポートと独立させてそれぞれ異なったキャブレーターYDIS(ヤマハ・デュアル・インテーク・システム)を取り入れていました
そして、1985年製XT250T(48Y)から28馬力に向上し、フロントブレーキがディスク化されて制動力がアップして販売されていました
長い事カタログには載っていた物の、徐々に2stオフロードバイクやセローの人気によって販売終了を迎えています
また、XT250Tのエンジンをベースに海外ではXT350Tとして2000年まで販売されていました。なので、海外からピストンとシリンダーを入手してボアップする事も可能です
長く付き合うには工夫が必用
各部のパーツは新品で手に入る物もあるが、どうしても外装とピストンやシリンダーと言った重要な部分が欠品となっています
流用できるパーツを確保しておくことやホーニングして対応するなどして長持ちさせるのがコツになってくるはずです
XT250Tのキャブレターは曲者
YDIS(ヤマハ・デュオ・インテークシステム)キャブレターはツインインテークを生かして強制開閉式のプライマリ側と負圧式のセカンダリ側の組み合わせて出来ています
このキャブレターはSRX400やSRX250Fなどにも採用されているのですが、調子を崩すとセッティングを合わるのに苦労します
マフラーなどを交換する際は、ちゃんとセッティングを合わせてくださいね
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XT250T(30X/48Y)おすすめのカスタム
XT250T 丸目一灯
耐熱塗装でマフラーやエンジンを塗装し直して外装は艶消しグレーでオールペンされたカスタム
マッドな質感が戦地を走るバイクの用で雰囲気も出ている内容になっています。年代物のバイクだからこそ外装をバラシて再塗装してみるのも効果的ですね
特にシートは張り替えないと色替えが難しいのですが、染めQを使えば簡単に塗装が出来るのでお試しください
XT250T ビンテージカスタム
角ばったタンク(多分 DT250)を使用し2頭式メーター、セミアップワイドハンドル、大柄なアップフロントフェンダーさらに、シートとリヤフェンダーを取り換えたカスタム
旧車らしいルックスに仕上がっているので、好みな人にはたまらない内容になっていますね
キジマ(Kijima) ヘッドライトステー 汎用 27-39Φ ロング/メッキ 205-027
XT250T ストリートカスタム
角ばったタンクをローポジションで固定しテール周りはループ加工でソロシート化されたストリートカスタム
色合いもポップでオシャレな方も乗りやすいバイクですね。このバイクのベースがXT250Tだとは誰も思わないはずです
カスタムパーツも少ない車種なので、汎用品をどうしても頼らないと難しい状況です。また、純正部品も欠品が目立ち始めているので、欲しいパーツは早めに手に入れておきましょう
XT250Tは結構狙い目
オークションでは前期、後期共にお求めやすい価格です。しかし、中古バイク販売サイトになると年代の割には高く感じます。
それでもメンテナンスがしっかりとされている車体をお望みの方は、ショップから購入してください
また、XTシリーズはこの後セローの道に歩んでいくのですが、また違うジャンルのTT250Rが誕生しています
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